先週の土曜日、文京区の千石にあるアジア文化会館でVO2を行った。DIDがライブをすることができる場所を探している時、HPで私は韓国に深い縁を持つ団体に連絡を取った。その中で唯一即答してくれたのが、今回共同で主催したNPO法人日韓アジア基金・日本だった。初めて電話で話す私の話しに耳を傾けてくれた大澤さんが仲間を説得し、そして会場であるアジア文化会館のみなさんに協力を呼びかけてくれた。このアジア文化会館はアジアの留学生を支援し、留学生の寄宿舎を運営している財団法人だ。当日、宿舎にイベントの開催を告げるアナウンスが流れた。会場は留学生たちの食堂だ。母国の声が聞こえるとやってきた学生、近隣に住む母親と子供・・・いろんな方が集まって小さなコンサートが始まった。DIDの歌にみんなが声を失った。そしてアンコール。「ふるさと」を歌った。前日、アンダーグラフの真戸原さんが彼らに教えた日本のメロディー。コンサート終了後、アジア文化会館に住み被災地でボランティア活動をしていたホさんとMCのアッキーを交えてのトーク。DIDへの質問や参加している人々の今を映し出す話が続いた。帰国する飛行機に乗り遅れそうになるほどギリギリまでDIDはその地にいた。お客さん、スタッフ、DIDが座るその椅子は長い間アジアの留学生達が座ってきた椅子だ。少しくたびれたその椅子が多くの温もりを支える。さよならの改札でDIDは手を降って電車に乗り込んで行った。「また日本で会いましょ。」 内田
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。